聖マリアンナ医科大学

〒241-0811 横浜市旭区矢指町1197-1

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リハビリテーション部

部門の紹介(特色)

リハビリテーション部の基礎理念

「病気を診るのではなく、病気になった人間をみる」
我々は、いかに高価な器具や設備があってそれを巧みに使っても、リハビリテーションとは言えないと考えています。患者さまを勇気づけ、患者さまのよくなろうとする意欲を引き出すのがリハビリテーションの第一歩であり、それができるのは人の心であると考えています。我々は常に、患者さまの声に耳を傾け、患者さまの力を最大限に高められるように努力しています。

スタッフ紹介

スタッフ

理学療法士・・・・常勤13名、非常勤1名
作業療法士・・・・常勤5名
言語聴覚士・・・・常勤3名

スタッフ紹介は聖マリアンナ医科大学のスタッフ紹介をご覧ください。

当院のリハビリテーション施設基準

・脳血管疾患等リハビリテーション料(I)
・運動器リハビリテーション料(I)
・呼吸器リハビリテーション料(I)
・心大血管疾患リハビリテーション料(I)
・がんリハビリテーション料

部門紹介

リハビリテーション部には理学療法部門、作業療法部門、言語聴覚療法部門があります。

1.理学療法(Physical Therapy:PT)

◆ 理学療法とは?
理学療法とは、身体に障害のある患者さまに対し、主として、その基本的動作能力の回復をはかるため、治療体操、運動、物理的手技を加えることです。

◆ 対象は?
当院では以下の疾患別に、様々な患者さまに早期から理学療法の提供を行なっています。
(1)脳血管疾患等(脳梗塞、脳出血等の脳血管疾患、パーキンソン病等の変性疾患など)
(2)整形外科疾患(骨折、変形性関節症、肩関節周囲炎、脊椎脊髄疾患など)
(3)呼吸器疾患(肺炎、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎、肺または消化器の術後患者など)
(4)心大血管疾患(急性心筋梗塞、慢性心不全、開心術後、末梢動脈閉塞性疾患など)

◆ どのようなことをするの?
各疾患や治療の経過で身体の機能が低下することにより、日常生活で必要な「座る、立つ、歩く」などの基本的な動作を行うことが困難になることがあります。理学療法では関節の機能や筋肉の機能、さらには心臓や肺の機能を運動療法や物理療法などで改善し、基本的な動作が行えるように援助します。入院早期から退院となるまで理学療法を提供し、ソーシャルワーカー等と協力しながら退院支援を行います。また、医師に退院後も理学療法の継続が必要と判断された方には、外来でも理学療法を提供しています。

◆更なる良質な医療を提供するために
当院リハビリテーション部には、心臓リハビリテーション指導士、3学会合同呼吸療法認定士が在籍しております。各疾患に特化した専門知識を高め、療養指導を必要とする患者さまへの援助を可能にしています。

2.作業療法(Occupational Therapy:OT)

◆ 作業療法とは?
作業療法とは、身体・心理・社会・職業などの諸活動に障害のある方、または予測される方が、充実した生活を送ることができるように、心身の活動を高めるようなさまざまな治療・練習・指導・援助を行うことです。

◆ 対象は?
0歳児から高齢の方まで多様な患者さまを対象に実施しています。
(1) 脳血管疾患
(脳梗塞、脳出血等の脳血管疾患、パーキンソン病等の変性 疾患、小児発達障害等)
(2) 運動器疾患
(骨折、腱損傷などの手の外科領域、脊髄損傷等)
(3) 呼吸器疾患
(肺炎、慢性閉塞性肺疾患等)

◆ どのようなことをするの?
筋力をつける運動、関節をやわらかくする運動、手指の細かい操作の練習、物品操作の練習などの機能練習、ハンドセラピー、食事、更衣、トイレ、入浴などの身辺動作練習や調理、掃除などの家事動作練習、復職などの社会生活力を高めるための支援を行います。

◆更なる良質な医療を提供のために
発症早期から病棟からの訓練も積極的に行っています。身体面・高次脳機能面の経過を追いながら、医療における評価を基盤としたリハビリテーション技術を提供する体制を目指しています。

3.言語聴覚療法士(Speech-Language-Hearing Therapy:ST)

◆言語聴覚療法とは?
言語聴覚療法とは、コミュニケ-ションが取りづらくなった方や食事をとることが難しくなった方に対して、リハビリテーションを行います。

◆対象者は?
主に失語症、構音障害、高次脳機能障害、嚥下障害の方です。その主な原因疾患は、脳血管障害、頭部外傷、変性疾患などです。

◆どのようなことをするの?
・失語症の患者さまに対して
・言語機能全般に障害をきたすため、「聞く」「話す」「読む」「書く」の
4つの言語的側面に対 してアプローチを行います。
・構音障害の患者さまに対して
発声・発音の練習、発声発語器官(唇、舌など)の運動を行います。
・高次脳機能障害の患者さまに対して
注意障害や記憶障害などの高次脳機能障害の患者さまに対して、
その方の問題点に合わせ、注意訓練や記憶訓練などのリハビリテーションを行います。
・嚥下障害の患者さまに対して
食べる時は、話す時と同じ器官(唇、舌など)を使います。
そのため、口腔器官の運動や飲み込みの練習を行います。
障害の状態によりその方に合った方法と食形態で段階的に進めていきます。

◆更なる良質な医療を提供するために
当院では、言語聴覚士によるベッドサイドでの嚥下評価のみならず、耳鼻科、神経内科の医師、看護師、画像診断部とともに嚥下内視鏡検査(VE)・嚥下造影検査(VF)を行っております。各部門と連携しながら嚥下障害の詳細な評価を行い、リハビリテーションプログラムに反映させています。

施設の紹介

運動療法室

心臓リハビリテーションセンター

作業療法室

言語療法室

研究の紹介

■2017年度実績

◆研究論文研究論文、著書(著書、タイトル、雑誌、年、巻、ぺ―ジ)
【研究論文】
1.相川 駿:急性期小脳梗塞患者の退院時歩行自立度による患者背景の相違についての検討. 理学療法―技術と研究― 2018;46:51-56.
2.多田 実加:Hand-held Dynamometerを用いた膝伸展筋力測定の再現性と妥当性についての文献検証.高知リハビリテーション学院紀要 2018;19(2):65-74.
3.最上谷 拓磨: くも膜下出血患者における集中治療室在室中の大腿四頭筋厚の変化と退室時の移動動作能力の関係. 脳神経外科速報 2018;28(3):297-303.

【著書】
1.笠原 酉介,渡辺 敏:シンプル理学療法学シリーズ 内部障害理学療法学テキスト.第10章-2大動脈疾患(大動脈瘤,大動脈解離),南江堂,2017.
2.松嶋 真哉 :早期リハビリテーションの実践~予後改善のためのアプローチ~.各論2人工呼吸器離脱困難に対する早期リハビリテーション,メジカルビュー社,2018.
3.最上谷 拓磨 :姿勢から介入する摂食嚥下〜脳卒中患者のリハビリテーション〜 第3章 脳卒中患者に生じる接触嚥下障害 第10章 脳卒中患者に対するシーティング メジカルビュー社,2017.

【学会発表】
1.相川  駿:急性期小脳梗塞患者の退院時歩行自立度による患者背景の相違についての検討 第52回 日本理学療法学術大会
2.相川  駿:人工呼吸器装着患者における早期離床時のマンパワー不足に対する一方略 第35回 神奈川県理学療法士学会
3.笠原 酉介:入院期心不全患者における低体重は退院時歩行能力の阻害因子である.第21回 日本心不全学会学術集会.
4. 笠原 酉介:入院期心不全患者の栄養状態と下肢筋力の改善の関連 –CONUT scoreを用いた検討-.第23回日本心臓リハビリテーション学会学術集会.
5.佐々木 祥太郎: ICU入室患者のせん妄とコミュニケーション能力の関連 第51回日本作業療法学会
6.佐々木 祥太郎:慢性期の脳卒中患者の着衣自立度と所要時間の関係 日本リハビリテーション連携科学学会第19回大会
7.佐々木 祥太郎:Predicting Recovery of Dressing Abilities for stroke Patients 32th Annual Pacific Rim International Conference on Disability and Diversity
8.佐々木 洋子:急性期脳卒中片麻痺患者の麻痺側上肢機能と日常生活での使用状況(第2報)-麻痺側上肢の重症度別における経時的変化- 第51回日本作業療法学会
9.佐々木 洋子:頸椎骨転移により左上肢麻痺を呈した症例に対する長期的関わり 第54回日本リハビリテーション医学会
10.志堅原 隆広:入院疾患患者のサルコペニアを判定するための5回たち座り時間の有用性.第4回サルコペニア・フレイル学会
11. 志堅原 隆広:起立性低血圧を呈した頸髄損傷患者に対する半臥位でのペダル駆動運動の導入が有効と考えられた一例~StrengthErgoによる下肢筋力の導入 第35回 神奈川県理学療法士学会
12.多田 実加:夜間呼吸困難の改善を目的にNPPVを導入した気道再建術後の6歳男児例 第50回日本小児呼吸器学会
13.根本 慎司:心筋梗塞患者に対するKarvonen法を用いた目標心拍数予測式の係数はβ遮断薬の投与と投与量に影響を受けない.第23回日本心臓リハビリテーション学会学術集会.
14.根本 慎司:後期高齢心不全患者は入院期心臓リハビリテーションが施行されても入院を契機に日常生活動作能力が低下する.第21回 日本心不全学会学術集会.
15.松嶋 真哉:入院前ADL調査からみた本邦ICU入室患者の特徴~早期リハビリテーション対象患者の高齢化~ 第45回日本集中治療医学会
16.宮内 貴之:急性期脳梗塞患者1例における認知機能の行動評価と机上検査,ADLの推移 第51回日本作業療法学会
17.宮内 貴之:家族歴性筋委縮性側索硬化症患者に対する症状の進行に合わせたコミュニケーション手段の介入 第16回神奈川県作業療法学会
18.最上谷 拓磨:Neurocritical Muscular Bundleを実施した急性期脳疾患患者の筋厚変化 第43回日本脳卒中学会学術集会

■2016年度実績

◆研究論文研究論文、著書(著書、タイトル、雑誌、年、巻、ぺ―ジ)

【研究論文】
1.根本 慎司:心疾患患者における入院中の急性腎障害の合併は退院後の運動耐容能低下の独立因子である.日本心臓リハビリテーション学会誌 2016 ; 22 (2・3) : 198-205.

【総説等】
1.松嶋 真哉:ウィーニングにおける理学療法士の役割とは 重症集中ケア 特集:ウィーニングの最新動向 2017;15(1): 35-44.
2.松嶋 真哉:荷重側肺障害の改善のためのポジショニング 呼吸器ケア 特集;人工呼吸器装着患者のポジショニング2017;15(3),27-38.

【著書】
1.松嶋 真哉:術後ケアとドレーン管理のすべて 第6章 呼吸管理 気道ケア②気道クリアランス法 照林社,2017.

【学会発表】
1.佐々木 洋子:急性期脳卒中片麻痺患者の麻痺側上肢機能と日常生活での使用状況について 第50回日本作業療法学会
2.最上谷 拓磨:くも膜下出血術後患者における集中治療室入室中の筋厚変化と退室後の移動動作能力 第42回日本脳卒中学会学術集会
3.多田 実加:陽・陰圧対外式人工呼吸器(BCV)と徒手的肺過膨張手技の併用が右上葉無気肺の改善に有効であった5か月乳児例 第49回日本小児呼吸器学会
4.多田 実加:高齢男性患者の歩行速度および歩幅に対する下肢筋力の変曲点の検討 第58回日本老年医学会学術集会
5.松嶋 真哉:重症患者における超音波画像診断装置を用いた大腿四頭筋筋厚測定の信頼性 第44回日本集中治療医科学会学術集会
6.吉沢 和也:入院期心不全患者における退院時下肢筋力と食事摂取量との関連 第1回 日本理学療法学術集会
7.吉沢 和也:入院期心不全患者における退院時下肢筋力と食事摂取量との関連-BMI別での検討- 第22回 日本心臓リハビリテーション学会学術集会
8.西澤 肇:保存期慢性腎臓病患者における栄養障害と身体活動量との関連 第7回 日本腎臓リハビリテーション学会学術集会
9.佐々木祥太郎:上肢の拳上が困難となったICU 入室患者の身体・認知機能の特性 第44回日本集中治療医科学会学術集会
10.佐々木祥太郎:ICU患者における上肢筋厚測定の検者間,検者内信頼性の検討 日本リハビリテーション連携科学学会第18回大会
11.笠原酉介:入院期心不全患者における下肢筋力水準の差異が下肢筋力の改善に与える影響 第51回 日本理学療法学会学術集会
12.笠原酉介:慢性心不全急性増悪患者における腎機能障害が退院時歩行自立に与える影響-シスタチンCを用いての検討- 第22回 日本心臓リハビリテーション学会学術集会
13.笠原酉介:シンポジウム「チーム医療としての心臓リハビリテーション」 心不全チームにおける理学療法士の役割と課題
14.根本慎司:急性腎障害を合併した心疾患患者の回復期における運動耐容能および下肢筋力の経時的変化 第22回 日本心臓リハビリテーション学会学術集会

■2015年度実績

【研究論文】
1.松嶋真哉:体位呼吸療法を看護ケアに定着させるための方略.日本呼吸ケア・リハビリテーション学術誌 2015 ; 25(1) : 99-104.
2.佐々木祥太郎:着衣動作の所要時間測定の検者間・検者内信頼性.作業療法2015;34(5):494-499.
3.多田実加:【知っておきたい生活習慣病リハビリテーション】糖尿病・肥満リハビリテーションの実際.成人病と生活習慣病 2015;45(11):1375-1381.
4.笠原酉介:理学療法臨床研究のススメ.理学療法兵庫 2015;21(1):1-6.
5.Kasahara Y:The Relation of Respiratory Muscle Strength to Disease Severity and Abnormal Ventilation During Exercise in Chronic Heart Failure Patients. Res Cardiovasc Med 2015; 4(4):e28944.
6.多田実加:ステロイドミオパチー1症例の下肢筋力と歩行能力の回復過程.日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 2015;25(3):78-81.
7.最上谷拓磨:脳損傷患者における座位保持能力と起き上がり動作獲得の可否の関係―応用行動分析学的手法を用いた動作練習を行った例での10日間の検討―.理学療法―技術と研究― 2016;44:41-45.

【総説等】
1.松嶋 真哉:ウィーニングにおける理学療法士の役割とは 重症集中ケア 特集:ウィーニングの最新動向 2017;15(1): 35-44.
2.松嶋 真哉:荷重側肺障害の改善のためのポジショニング 呼吸器ケア 特集;人工呼吸器装着患者のポジショニング2017;15(3),27-38.

【著書】
1.笠原酉介:心臓病と社会復帰 循環器臨床サピア4心臓リハビリテーション実践マニュアル 中山書店,2015.
2.笠原酉介:心不全におけるレジスタンストレーニング Management of Heart Failure 心不全患者に寄り添う包括的心臓リハビリテーションを極める 文光堂,2016.

【学会発表】
1.多田実加:Hand-held Dynamometerを用いた膝進展筋力測定の再現性と妥当性について 第50回日本理学療法学術集会
2.佐々木祥太郎:脳卒中患者の着衣所要時間の検討 着衣動作を構成する下位項目ごとの時間的特徴 第49回日本作業療法学術集会
3.根本慎司:急性腎障害を合併した入院期急性心不全患者の退院後の運動耐用能とその関連要因の検討 第21回日本心臓リハビリテーション学会学術集会
4.松嶋真哉:人工呼吸器7装着患者に対する機械的排痰補助の効果 第21回日本呼吸療法医学会学術集会
5.笠原酉介:入院期心不全患者の栄養状態と下肢筋力の改善の関連 第21回日本心臓リハビリテーション学会学術集会
6.最上谷拓磨:飲水量低下に伴う頻脈が運動を制限した症例に対する飲水行動の強化 日本行動分析学会第33回年次大会
7.最上谷拓磨:重度間質性肺炎患者に対する自宅療養を目指した介入経験 第34回関東甲信越ブロック理学療法士学会

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