聖マリアンナ医科大学

〒241-0811 横浜市旭区矢指町1197-1

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患者支援センター

NST (Nutrition Support Team:栄養サポートチーム)

部門の紹介(特色)

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生きていくためには栄養は必要不可欠であり、病気の場合はなおさら栄養は、快方に向かう重要な因子の一つになります。NST(nutrition support team:栄養サポートチーム)とは、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、嚥下リハビリスタッフなど、診療の科や職域の枠を越えたメンバーで構成される医療チームで、食べることや点滴など栄養に特化した栄養専門の管理チームをいいます。
入院患者は様々な病気で入院されますので、必ずしも栄養状態の良い方ばかりではありません。栄養障害の患者さまの識別、さらに詳細な栄養評価そして適切な栄養治療を各科の主治医にアドバイスすることがNSTの仕事です。栄養管理を正しく行うことが疾患改善のお役に立ち、さらに治療に伴う合併症を防ぐことや減少につながることを願って活動しています。

今まで栄養について論じられることは決して多くはありませんでした。点滴と称する静脈栄養が多くの重症な方を救ってきたのは事実ですが、その一方で重篤な合併症も数多く経験されました。その対策の中から腸を使った栄養供給が見直され、さらには経腸栄養剤の開発改良が後押しとなり、現在では腸からの栄養摂取が可能であれば腸を使うことが標準となっています。

当院のNSTでは、担当医師あるいは病棟看護師から栄養面での依頼を受け、栄養療法に深い関心のある医師と共に、患者ケアから栄養上の問題点を考える看護師、食事や経腸栄養剤の供給・選択を行う管理栄養士、静脈栄養や薬剤配合の管理を行う薬剤師、食事摂取に大切な嚥下機能を評価・訓練するリハビリテーションなどの各専門家が、それぞれの知識を持ち寄り、患者さまに最も適したエネルギーの選択や栄養素の組成、内容などを話し合います。また、ベットサイドに伺って患者さま個人に合わせた安全で質の高い栄養法を提案しており、同意が得られた患者さまには定期的に回診を行い、病状の推移と共に栄養面での変化も担当医と一緒に診ています。現在は入院の方の栄養管理を中心に活動を展開しておりますが、今後、対象を外来患者や地域医療を担う近隣施設との連携を図り、横浜西部地区の栄養管理向上の一翼を担うよう活動を展開できればと考えております。


施設認定

日本静脈経腸栄養学会認定施設
日本栄養療法推進協議会認定施設

PCT (Palliative Care Team:緩和ケアチーム)

部門の紹介(特色)

【緩和ケアとは】
pct緩和ケアは、世界保険機関(WHO)により次のように定義されています。「緩和ケアとは、生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者さまと家族の痛み、その他の身体的、心理社会的、スピリチュアルな問題を早期に同定し適切に評価し対応することを通して、苦痛(suffering)を予防し緩和することにより、患者さまと家族のQuality of Lifeを改善する取り組みである」。病気そのものよりも、「からだのつらさ」や「こころのつらさ」に焦点をあてて診療を行います。以前は、がんなどの終末期に行われるケアと捉えられていたため、積極的な治療が出来なくなった人のための終末期医療と誤解されることがありました。しかし、WHOの定義にありますように、生命を脅かす病気と診断された時から緩和ケアは必要となります。早期からの緩和ケアは、患者さまが前向きに、希望を持ちながら医療を受けることを支えていきます。

【緩和ケアチームとは】
緩和ケアチームは、患者さまやその御家族に対して緩和ケアを提供するための多職種の専門家の集まりです。内科医師、外科医師、神経精神科医師、看護師、薬剤師、理学療法士、ソーシャルワーカー、栄養士などで構成されています。それぞれが専門的な立場から主治医や担当看護師にアドバイスを行い、患者さまやその御家族のつらさをやわらげるお手伝いをします。

pct_care【緩和ケアチームのご案内】
「緩和ケア」とは、生命を脅かす重大な病気に直面した患者さまやそのご家族に対して、病気の早期から体や心のケアを行い、QOL(生活の質)を高めるための方法です。

【緩和ケアチームの役割】
●痛み・吐き気などの身体症状の緩和
●不安・うつ状態などの精神症状の緩和
●薬剤情報の提供
●リハビリ・栄養指導
●地域医療機関との連携
●社会的支援
●退院・在宅療養支援

依頼方法

主治医、担当医、担当看護師から緩和ケアチームに依頼がだされます。希望がある場合は、主治医などと相談して下さい。

依頼患者数

当院のPCTは平成21年7月に活動を開始しました。新規依頼件数は、平成21年度78件、平成22年度100件、平成23年度129件でした。

外来診療

外来診療は行っておりません。

施設認定

日本緩和医療学会認定研修施設

PUCT(Pressure Ulcer Care Team : 褥瘡ケアチーム)

部門の紹介(特色)

【褥瘡ケアとは】
褥瘡(じょくそう)とは床ずれとも呼ばれ、皮膚が赤くなったり、傷になって出血や膿がみられたりする皮膚の状態を示します。褥瘡は、一定時間以上の持続的な圧迫やずれなどの外力が体の一部にかかり、局所的に組織の血流が途絶えることで発生するといわれています*。
褥瘡は一般的に寝たきりで自分で寝返りがうてない患者さまに発生しやすいとされていますが、車椅子に乗った状態でも褥瘡が発生することがあります。また全身状態が急激に低下した場合や高齢、栄養状態の低下、便や尿の失禁、長時間の全身麻酔手術等によっても褥瘡が発生する危険性が高まります。さらにいったんできてしまった褥瘡は治りにくいこともあります。そこで、まずは褥瘡を予防することを目的とした褥瘡ケアが非常に重要となります。
褥瘡ケアは、予防的ケアと治療的ケアにわけられます。予防的ケアとは、患者さまの全身状態や皮膚状態を評価することで褥瘡のできやすさを事前に予測し、褥瘡ができないように多方面から対策をたて、健康な皮膚状態の保持をめざすケアです。具体的には適切な褥瘡予防マットの選択、自力で寝返りがうてない場合の計画的な援助、関節拘縮(こわばり)予防や使用されている薬剤や栄養状態のアセスメントと管理、毎日のスキンケアと皮膚状態のチェックなどを行います。
治療的ケアとは、すでに褥瘡ができてしまっている場合に褥瘡状態の評価や適切な治療によって褥瘡の悪化を防止し、早期治癒をめざすケアです。なお、別の場所にも褥瘡ができないように予防的ケアも同時に行います。
また近年、在院日数の短縮に伴い、在宅や転院先における継続的な褥瘡ケアや、患者さまやご家族への指導もますます重要視されています。そのため、当院におきましても褥瘡の予防的ケアや治療的ケアを継続するため、訪問看護をはじめとする地域連携を推進しております。

*日本褥瘡学会の褥瘡の定義では「身体に加わった外力は骨と皮膚表層の間の軟部組織の血流を低下、あるいは停止させる。この状況が一定時間持続されると組織は不可逆的な阻血性障害に陥り褥瘡となる。」とされています。

【褥瘡ケアチームのご案内】
「褥瘡ケアチーム」とは、褥瘡のある患者さまや褥瘡発生リスクの高い患者さまに対し、適切な褥瘡の予防的・治療的ケアを行うために様々な専門職種が協力しあってサポートを行うチームのことです。チームは医師、褥瘡管理者、看護師、薬剤師、管理栄養士、リハビリテーションスタッフ(理学療法士、作業療法士)、事務職員の担当者で構成されています。
患者さまのQOL(生活の質)を高め、入院中のみならず在宅や転院先、ご家族に対しても継続的な褥瘡ケアがおこなえるようサポートを行っています。

【褥瘡ケアチームの役割】
●褥瘡の状態評価
●褥瘡ケア方法の提案
●薬剤情報の提供
●ADL(日常生活動作)の拡大、関節拘縮(こわばり)予防、筋力低下予防
●栄養状態の評価とサポート
●地域医療機関との連携
●退院・在宅療養支援
●褥瘡対策、ケアに関する啓発・学習会の実施

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